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Q
TheSky6 で、ASCOMのPothを接続する場合、TheSKY6 は望遠鏡のタイプは何を選択すれば良いのでしょうか?日本語バージョンのTheSky6 だと Poth がありません。英語版でないとダメでしょうか?
A
日本語版でも大丈夫です。ASCOMをインストールすると出来る下記のフォルダーを参照してください。

 C:\Program Files\Common Files\ASCOM\Telescope\Planetarium Plug-Ins\TheSky

ここに、ASCOMに対応したTeleAPI.DLLがあります。詳しくは、ここのinstall.txtをご覧ください。
TheSky6のオリジナルDLLをASCOM対応のものに置き換えるという方法を使っているようです。


Q
TheSky はリアル分点を使っていますが、ACP、MaxImDLは 2000年分点です。
TheSky を使って撮影プランを作るソフト(SDB)を作られていますが、分点によるずれは問題ないのでしょうか?場所によっては分角単位でずれるかと思います...
A
おっしゃるとおりです。
TheSkyから取得した赤経赤緯値をそのまま使うと、ズレが生じます。

TheSkyのCOMオブジェクトでTheSky6.Utilsというのがあります。
これのメソッドに、PrecessNowTo2000()というのがあり、リアル分点->2000年分点への
変換が出来ます。逆は、Precess2000ToNow()です。

VBでのコードになりますが、

    gUtils = CreateObject("TheSky6.Utils")
    result = gUtils.PrecessNowTo2000(RA1, Dec1)
    RA1 = result(0)
    Dec1 = result(1)

のような使い方をしています。
TheSkyのオンラインヘルプのページの中に、スクリプト(COMモデルオブジェクト)の説明
があるのをご存じでしょうか?

http://www.bisque.com/help/TheSkyV6/TheSky_Version_6.htm#Introduction_Object_Model.htm

ここを見ていただくと、詳細がわかります。すごく便利なメソッドが沢山あります。
また、それぞれのオブジェクトに対してサンプルコードもこのページからダウンロード出来ますので、
使い方を知るには、それが一番手っ取り早いです。http://www.bisque.com/help/TheSkyV6/TheSky_Version_6.htm#Introduction_Object_Model.htmhttp://www.bisque.com/help/TheSkyV6/TheSky_Version_6.htm#Introduction_Object_Model.htmshapeimage_3_link_0shapeimage_3_link_1
Q
SBIGのLRGBフィルターの露出倍数はどの程度にしていますか?
A
私のSTL-11000Mの場合ですと、R:G:B = 1:0.65:1.1 でRGB合成を行っています。ただ、これはあくまで目安であって、対象の高度など、さまざまな撮影条件によってこの比率は変化しますので、最終調整が必要です。CCDチップによって、この値は変化するのはいうまでもありません。

参考までに、STL-11000Mの感度特性とフィルター特性を重ねたグラフを作ってみました。


Q
カメラとの間で通信不良が時々起こるようになってしまいました。
コネクト出来なかったりすることが度々あります。
A
USBコネクターの接点不良が、一番考えられます。
コネクターを一度抜いて、アルコールでクリーニングしてみてください。



Q 
カメラを冷却すると、CCDチャンバーガラスが結露するようになってしまいました。
A
使用状態にもよりますが、ほぼ1年ごとに乾燥プラグの再生が必要になるようです。

まず、本体上蓋を外し、CCDチャンバー横の乾燥剤プラグを外します。外した後は、チャンバー内に湿気やゴミが入らないように、ダミープラグかセロテープ等で、穴を塞ぎます。

オープンを180度の温度で15分程度空焚きをして温めます。
乾燥剤プラグからOリングを外します。
オープンが温まったら加熱を止めて乾燥剤プラグを入れ余熱でベーキングを行います。
30分ほどして乾燥剤プラグが手で触れるようになったら、取り出します。
Oリングをつけて、CCDチャンバーに装着します。
電源を入れ、通常の冷却を行います。この動作により、CCDルーム内の湿気を乾燥剤に吸収させます。
この時、結露が再び起こるようであれば、もう一度3.に戻ってベーキングを行います。再ベーキングを行うときは、CCDチャンバー内に湿気が入らないように注意する必要があります。
*結露がなかなか取れない場合は、冷却は行わずに一晩かけてプラグに吸収させる方法も効果的です。


Q 
 STLカメラのOリングを無くしてしまいました。どこで手に入れることが出来ますか?
A
日本の輸入元である国際光器では、Oリング保守部品を保有していないようです。
よって以下の仕様のOリングを他の業者から購入する必要があります。

<STLシリーズの乾燥剤プラグのOリング仕様>
外形:約11mm
内径:約7.6mm
厚み:約2mm

<販売店>
「コクゴe-net」
https://www.kokugo.co.jp/index.asp



品番:P8
呼び番号:P8
材質:1Aニトリルゴム
Oリングの寸法W(mm):1.9±0.08
Oリングの寸法d(mm):7.8±0.16
Oリングの寸法D(mm):11.6 

*Oリングの種類や規格に関しては、以下のサイトに詳細な説明があります。参考にしてください。
「パッキンランド」
http://www.packing.co.jp/ORING/oringindex1.htm
https://www.kokugo.co.jp/index.asphttp://www.packing.co.jp/ORING/oringindex1.htmshapeimage_4_link_0shapeimage_4_link_1
Q
何日か間をおくと、極軸の誤差などにより導入位置がずれ、正確な導入が出来なくなりませんか?
A
さまざまな誤差で、少しずつズレが生じるのは事実です。
ですが、しかしACPを通して自動導入を行っているので、この誤差を自動的に同期させ、補正します。ACPでの自動導入は、まずはじめにエンコーダーの機械精度で導入が行われ、そこでCCDによる自動撮影を行います。この取得した画像から星図データベースと画像のマッチングが行われ、架台の同期が行われます。この機能は、PinPointという外部ソフトウェアーが担当しています。誤差が非常に大きく、たとえ見当外れの方向に架台が向いてしまった場合でも、「スパイラルサーチ」という方法でマッチング対象が広げられていくので、まず、失敗することはありません。


Q
ミラークリーニングで水で洗った後、水滴の跡が残ってしまいますが、これが残らないようにするにはどうしたら良いでしょうか?
A
ブロアで水滴を吹き飛ばしながら乾かすという方法もありますが、精製水を使うと水後が一切のこらないようです。


500mlで80円程度です。


Q
コンピューターの動作を安定させる為に、定期的に自動で再起動を行いたいと思っています。どんな方法があるでしょうか?
A
DiCEというソフトで、簡単にリスタートさせることが出来ます。再起動の時間を設定することができます。フリーソフトウェアーです。

DiCE:http://www.hi-ho.ne.jp/yoshihiro_e/dice/
*ダウンロードはこちらです。

Windowsサービスに登録し、デーモンとして動作させることも出来ます。
この場合は、ログインしていない状態でも動作してくれます。(ただし、デーモン動作を行うにはには、プロパージョンを使う必要があり、こちらは有料になります。
            

再起動をかけるとそのままでは自動的にログインが行われず、自動で起動したいソフトがある場合に困ります。よって、再起動をかけると自動的にログインが行われるようにしておく必要があります。
(1)自動ログインの設定
まず、スタートメニューで「ファイル名を指定して実行...」で、「control userpasswords2」と入力すると、ユーザーアカウントの管理ダイアログが開きます。



ここで、「このコンピューターを使うには、ユーザー名とパスワードを入力する必要があります」のチェックボックスをOFFにします。

その後、このダイアログのOKボタンを押すと、自動ログインを行うユーザー名とパスワードを求められるので、これを入力します。

以上の操作で、再起動すると自動ログインが行われるようになります。

(2)自動起動アプリケーションの設定
C:\Documents and Settings\【ユーザー名】\スタート メニュー\プログラム\スタートアップに起動させたいアプリケーションのショートカットを入れておけば、自動起動を行わせることが出来ます。


Q 
Windows XPでメモリーを4GBに増設しましたが、アプリケーションがそれをフルに使っていないようで、動作スピードが改善しません。

A
Windows32Bitバージョンでは、デフォルトで、アプリケーションに割り当てられるメモリ量は2GBに制限されています。よって、それ以上の物理メモリーがあっても使われません。これを増やすには、Boot.ini ファイルを書き換える必要があります。
(ただし、Boot.iniファイルが壊れるとWindowsが起動しなくなります。気をつけて書き換えてください。)

Boot.ini ファイルは、起動ディスクのルートフォルダーに存在します。普通不可視になっているので、エクスプローラーのツール>フォルダオプション>表示から、「すべてのファイルとフォルダを表示する」のラジオボタンをONにしてください。

これをテキストエディターで開き、最後に /3GB というテキストを付け加えればOKです。

例) Boot.iniの内容

[boot loader]
timeout=30
default=multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(1)¥WINDOWS
[operating systems]
multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(1)¥WINDOWS="Microsoft Windows XP Professional" /noexecute=optin /fastdetect /3GB

*最後の/3GBを付け加えます。

以下のページに詳細な説明があります。
http://support.microsoft.com/kb/833721/ja/http://www.hi-ho.ne.jp/yoshihiro_e/dice/http://support.microsoft.com/kb/833721/ja/http://www.hi-ho.ne.jp/yoshihiro_e/dice/shapeimage_5_link_0shapeimage_5_link_1
Q
ASCOM対応のドライバーを作るのはどうしたらいいでしょうか?
A
一番手っ取り早いのは、テンプレートと呼ばれるソースコードを自分の用途にあうように手を加えるのが一番良いと思います。


Q
ASCOM(5a)をインストールしましたが、レジストリーエラーで動作しません。
「Run-time error '-2147220416 (80040440)': Failed to open/create rootregistry key (5)」

  
A
レジストリーの許可情報がおりていないことが原因です。インストーラーのバグかもしれません。
対処方法は、レジストリーエディタを起動し、HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\ASCOMのアクセス許可情報を変更します。通常、Administrator権限でログインされているでしょうから、Administratorをフルコントロール許可にします。そうでないユーザーでログインする場合がある時は、EveryOneユーザーを追加し、これもフルコントロール許可にしておくと問題ないでしょう。

http://ascom-standards.org/index.htmshapeimage_9_link_0