代表取締役 上坂 浩光
弊社ホームページをご覧いただきありがとうございます。
コンピューターグラフィックスは、さまざまな時代を経て現在に至っています。
コンピューターによって画像が生成できるというだけで珍しがられた黎明期から、
あたりまえの技術として、CMや映画の中で使われるようになった 現在まで、
さまざまな技術的変遷がありました。
CGを作る側の能力も、エンジニア的才能から純粋なデザイナーのそれへと、
要求されるものは変化してきています。
しかし、我々は、この2つの能力は、表裏一体であるべきだと考えています。
CGはコンピュータ技術の中で達成される物である以上、コンピューターテクノロジーの
呪縛からは逃れることは出来ません。このベースとなっているコンピューターテクノロジーと、
その上で創造されるデザインの両方を理解することによって、初めてCG映像本来の可能性を
探ることが出来るのではないかと思います。
また、CG映像の分野を限定しないというのも、弊社の特徴です。
学術的な映像から、コマーシャル、ゲームなどのエンターテイメント映像まで、幅広く制作しています。
それぞれを専門分野としているプロダクションは多々存在しますが、この両方を、
しかも同じスタッフでこなしている弊社は、珍しい存在かもしれません。
しかし、一件、不合理なこの制作体制も、柔軟な発想を生み出す土壌になっています。
学術的な映像の中に、エンターテイメントの楽しさを。エンターテイメントの映像の中に、
物事の正確な把握力を融合させる。一方のみを行っていたのでは制作出来ないであろう
可能性がそこには広がっています。
また、テクノロジーと創造の融合は、映像制作にとどまりません。
弊社の社名は、”LiVE=リアルタイムに生成される映像”を暗示して決められました。
CG本来の姿はリアルタイム映像生成技術であるべきだと考えているからです。
我々は、その理念を実践するため、独自のCGビュワー、”LiVE-Viewer”を開発しています。
リアルタイムCGには、空間を切り取り、それを再現させる能力があります。
通常の映像表現では伝えきれないものが、そこにはあると思います。
これからも、CG制作において、さまざまなテクノロジーの発展が待ちかまえていると思います。
しかし、我々が一番大切にしていることは、人の気持ちに訴えかける”エモーション”を作ること。
どんなにテクノロジーが変化しても、その本質は変わりません。
この大切な軸をぶらさずに、これからも、人に感動を与える映像作りを心がけたいと思います。