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 32week  2001/8/6 〜 8/11

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今週の仕事
8月6日(月)

今日の打ち合わせは長かった。午後から夜の10時までずっと打ち合わせでした。さすがに疲れた。

今ライブは、Canonさんの仕事で、てんてこまいです。同じCanonさんなんですが2つの作品が平行して動いているんですね。スタッフを割り振って動いてもらっているんですが、どうしても重なっちゃう人がでてきてしまう。それで両方にリテークが出てしまったらもう目も当てられないです。

どうにか一方でも早く終わらせることが出来ればと思っています。

 

15:00
電通テックさんで打ち合わせ
8月10日(金)

千葉テレビで放送される番組用のCG納品が終わりました。肩の荷が一つおりました。放送日は8月28日夜10時〜11時です。

納品が終わった後、昔お世話になった大先輩と飲み会に出かけました。前に在籍していた菁映社時代の大先輩で、菁映社自体を創立した淵脇さんです。今は訳あってメビックスさんで働いていますが、ずっと菁映社の代表であった方。

淵脇さんには、いろいろお世話になりました。僕が菁映社に入社し、右も左もわからなかった頃、手取り足取り教えてもらいました。その当時は、とても恐い人で、話すもの緊張する位でしたが、今こうして和やかに飲めるようになるとは、誰が想像したでしょう。場所も昔、菁映社があった神田です。懐かしかった。とてもリラックスして楽しくお酒が飲めました。こうやって、時々昔の仲間で飲むのっていいもんですよね。

酒の席がお開きになった後、昔の菁映社があったビルへも行ってみました。そしたらお世話になっていたビルの管理人さんがちょうど出てきて、昔話に華が咲きました。菁映社をやめて独立し、会社を作ったことを告げると、「また、もどってきなさいよ〜。今はこのビル安いんだからさー」と、勧誘までされる始末。

なんかタイムスリップしたような一夜でした。

 

18:00
圏央道・納品

19:00
淵脇さんと会う

 

8月11日(土)

今日は、まったくプライベートの用事だったんですが、思いもよらない人と会った(正確には見かけた...ですが)ので、ここに載せてしまいます。

宇宙開発事業団が、毎年夏に「コズミックスクール」とい宇宙開発をテーマにした研修イベントを行っています。対象は小学生から中学1年までの子供。1週間程度、筑波学園都市に合宿し、ロケットの仕組みを勉強したり、宇宙飛行士の訓練なども擬似的に行ったりします。日本の宇宙開発の未来を担う子供達に、興味を持ってもらうといったところがテーマのイベントです。このイベント、かなり人気があるらしく、参加するには、自己PRの作文を書いて提出しなければなりません。


筑波博、跡地の中興に位置する”つくばエキスポセンター”
筑波博の時は、ちょうど日本館があったところですね。

実は、このスクールに僕の娘が参加していまして、今日は、朝早く迎えに行ったんです。
まずは、コズミックスクールの閉校式。場所が筑波エキスポセンターなので、これをプラネタリムの中で行います。もちろん親も一緒。いっぱしに毛利さんなどが着ている宇宙訓練服なんかを着てました。それが終わると、子供たちの準備が終わるまで、控え室で待たされるんですね。60名位の人数でしょうか?僕らもそこで待ってたんです。そしたら...

何処かで見たような顔だなーと思ったら、なんと、ガメラの特撮監督として有名な、樋口さんではないですか!間違いなしです。室内をデジカメで撮っていたので、樋口さんが写っているショットもあるのですが、無断では載せられないので、ここでお見せすることはできません。

よっぽど、話しかけようかとも思ったのですが、こっちから話しかけるのもしゃくだし止めました(笑)。やはり、娘さんがコズミックスクールに参加していたようです。樋口さんも宇宙が好きなのだろうから娘さんもその影響でしょうか?

僕も宇宙が大好きで子供の頃はよく星をみていました。大好きという言葉では言い表せないくらい、”星好き”だったなー。小学校5年の頃に火星大接近があって、どうしても望遠鏡が欲しくなり新聞配達のアルバイトをしました。雨の日も風の日も...結構つらい仕事でした。3ヶ月で1万5千円をため、望遠鏡屋(メガネ屋)に飛び込んだんです。小学校5年で1万5千円持っているというのはすごいことで、ドキドキしていたのを覚えています。でも、望遠鏡は3万円したんですね。そこで思わず「月賦で売ってください!」と叫んだんです。バカですねー。小学校5年の子供に月賦で売ってくれるわけないじゃないですか。でも、こっちは、火星が遠くに行ってしまうので、必至に食らい付いたんです。もちろん、断られました。結果、大接近した火星を見ることはできなかった。人生であんなにがっかりしたことはなかったなー。

まあ、娘もそういう僕の興味を引き継いでくれてるようで、星を見たり宇宙の話をするのが好きみたいです。その流れでコズミックスクールに参加、となったわけですね。

話は戻りますが、樋口さんと僕とは縁があるのかもしれません。
というのは、樋口さんのお母さんにも会ったことがあるんです。もう、5年ほど前になりますが、樋口さんの出身地である総和町に、ネーブルパークという公園があるんですね。ここに行った時、お皿の絵付け体験をしたんですが、なんとそれを指導してくれていた係りの人が、樋口さんのお母さんだったんです。ちょうどガメラの1作目を作った頃です。自慢の息子のことをいろいろ話していたのをよく覚えています(ちょっと、話はズレますが、娘さんはスタジオジブリで働いているそうです)。

これだけ縁があるんだから、また何処かで会うかもしれませんね。
今度会ったら声をかけまーす。


右:的川泰宣先生

それから、この写真。左は僕の娘ですが、右に写っているのが、”的川泰宣先生”です。日本のロケットの技術開発を長年やってこられた方で、この先生の講演は大変面白い。感動します。おりしもHIIAロケットの打ち上げが数週間後に迫り、その成否を心配されていました。僕も他人事ではなく、HIIAロケットは是非、成功してもらいたい。日本の宇宙開発がここで止まって欲しくない思いです。

打ち上げ成功をお祈りしています。

 

7:00
筑波学園都市・「コズミックスクール」へ

 

 


愛用していたPDAを変えました。今までは”IBM WordPadC3”だったのですが、今度は最新型の”Palm m505”です。


WordPadC3

m505

m505は、パーム社の新型で、カラー表示になりました。カラーですが、大きさは3mm厚くなっただけでほとんど同じ。バッテリーの持ちも2週間ということですから、さすがパーム。実用となる絶妙なバランスを保ったといったところ。


厚さの感じは、少し頼もしくなったという程度。
コネクターの構造が変わりクレードルからの取り外しに力が必要。バキッと音がします。
しかし、しばらく使っているとなじんできてわずかの力で外れるようになりました。

僕の場合、m505の一番の美点はそのスピードです。モノクロのC3でも十分速かったのですが、それの2倍は速い感じ。カラーになっているから、処理しなければならないデータ量は増えているはずなのに、それでも速いんです。ボタンを押してからの反応が格段に違う。とても使い心地がいい。

その次がカラーでしょうか。
スケジュールソフトは標準の物ではなく、ActionNameというサードパーティ製の置き換えアプリを使っているのですが、このソフトがカラーをうまく使っていて、一目でスケジュールの確認ができます。


SDカードは便利。右は、NM502iを使ってWebクリッピングしている状態。

それと、初めて外部記憶デバイス、SDカードを正式にOSがサポート。辞書などの大きなファイルをここに入れておくことができます。ただし、アクセススピードがかなり落ちるのが難点。このSDカードは、IOデバイスとしても使えて、ブルートウースやデジカメ、GPS用の製品が予定されています。話題になっているWebクリッピングは、僕がNM502iを持っているので、簡単にアクセスできます。上の右側の写真のように、IrDAポートを向き合わせるだけで通信可能。NM502iをやっと買った意味が出てきました。

知らない人の為に説明しておきますと、Webクリッピングは、インターネットサーバーにアクセスしてデータを取得し、表示してくれるアプリケーションです。ホームページを表示するのと違い、データの転送量が格段に少なくて済むので、PDAに最適という訳です。しかし、実際に使ってみると、それでも十分に遅い(笑)。それと、アクセスして得られたデータは、キャッシュに残るんですが、エクスプローラーなどのように、接続を切った後で戻るボタンで見ることが出来ません。項目名のポップアップから選ばなければならないのです。結局この技術は、携帯電話がパームと一体化するとか、携帯電話のデータ転送スピードがもっと上がるとかしないと、なかなか広まらない気がします。そしてなにより、コンテンツに面白いものがない。それが一番の欠点ですね。

まあ、欠点もいろいろありますが、僕がパームを使っていて一番好きなところは、そのボディのソリッド感。そのモノリスティックな感触が、使うたびに手のひらに伝わってきて、もう大満足です。ソニーやバイザーも同じPDAを出していますが、そんな理由でパーム以外はダメなんです。

後は、これに、ブルートウースと携帯電話が一体化すれば何もいうことはありません。