3week 2004/1/12 〜 |
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1月12日(月) 成人の日 |
朝起きると、気管支の奥が何か変。風邪?まさか...と思っていると、寒気まで。先週、「ここのところジムにかよっているせいで、風邪などひいたことがない」なんて、書いておきながら、なんというかっこ悪さ。これは、本格的な寝込みモードになるかも? 休日だというのに、仕事でした。 守秘義務があるので、作品名は言えませんが、昨年の秋から、某ビッグタイトルゲームのムービー制作をしています。しかも2つ。1つは昨年暮れに終わりましたが、もう1つがまだ続いています。かなり詰めた作業になるので、ひとつ終わるとホッとしたいところなんですが...続けて2つというのは結構精神的につらいものがあります。しかも、今日中に仕上げなければならないカットが結構難易度が高くて、プレッシャーもあり、風邪はひいてしまうし、つらいところです。気力を振り絞っての作業になりました。 どうやら仕事の目処がついたのが、夜8時ごろでしょうか。
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1月13日(火) | ついにダウン。熱も出てきたようで、一日寝込みました。
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1月14日(水) | 午後、出社してみると、昨日の納品は、うまく収まったようで一安心。 さあ、遅れを取り戻すために頑張らねば。 机の上に目をやると、請求書やらFAXなど書類の山。 明日の告別式にも、今の状況ではとても出席できそうにない。 しかし、帰宅してからもまだ悩んでいて、女房に、「スケジュールがきついのはわかるけど、どんなことがあっても行くべき。」と言われ、また、悩むことに。 そして、いろいろ悩んだ末に、素直な自分の気持ちを優先して、万難を排していくことにしました。後はなるようになれ...です。しかし、ダメですね。こんな大事なことで悩むなんて。悩むことではなく、いかなきゃいけないものなのに、こんなに考え込んでしまう自分が情けない。こんな大事なことを押しのけてまで、しなきゃいけない仕事など無いはずですよ、本当は。 会社の皆に、いきなりの決断変更をメーリングリストで告げ、床につきました。
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1月15日(木) | 午後1時30分から告別式。 渋滞で車が混雑していることもあり、カーナビが示す到着予定時刻は1時45分。非常にあせりましたが、到着地が近づいてくると、1時25分位を指すようになり、どうにかギリギリで到着(2時間もかかったけど)。 告別式の会場に着席するとすでにお坊さんのお経が始まっていて、喪主の隣の席に鈴木さんの姿を認めることが出来ました。僕 も、昨年祖母と祖父をいっぺんに亡くしましたが、その時の感覚がよみがえってきました。今、親族の方が味わっている気持ちを思うと、胸がつまる思いがします。 鈴木さんは、うつむきかげんにじっと何かに耐えている様子。弔電が読まれると、涙を拭い...こんな姿を見るのは初めてだし、見ていてとても辛かった。 その後、式が終わって、僕の姿を見た鈴木さんが、わざわざ挨拶に来てくれました。でも、言葉が一切出ないようだった。こちらも”ご愁傷様です”と一言だけ。とてもいろいろ話せる状態じゃあない。 でもこうして会えて、やはりとてもよかった。無理をして、ここに来てとてもよかったです。 帰宅したら、また女房に一言言われました。「お葬式に行くと、なくなった人が、式に来てくれた人の迷いをみんなあの世に持っていってくれるらしいよ」と。確かに、その通りだな〜と思いました。別に霊が持っていくわけではないけど、今日の心理的余裕が、いろいろな悩み事を解決してくれるのは間違いがないことです。
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