1. 箇条書き項目IC1805と組写真にしたら面白いと思いました。

                  


  2. 箇条書き項目柱の右下「崩れゆく分子雲の柱」ここに、その左にある青い星が光を投げかけて、わずかに青く光っているのですが、これをきちんと描写してやろうと微妙な階調を気にしながら作業しました。芯のあるガスの周りをやわらかなガスが取り巻いている。そんな雰囲気がうまく出せたと思います。

  3. 箇条書き項目この素直な赤を出すのに苦労しました。ブルーを強調し過ぎると紫の雲になってしまうし、まっかだけだと抑揚にかけるし、しかし、トーンカーブで無理矢理色の変化をつけると、すごく不自然になるし、最後の最後までこのカラーバランスには悩みました。結局あまり彩度を強調せずに、おとなしめに仕上げたらよい感じになりました。

  4. 箇条書き項目最近は、Webに作品を公開すると同時に印刷版も作っています。
    お気に入りのプリンターである、EOPSONのPX-5500ですが、どうも「赤」の描写が苦手のようです。素直な赤が出ません。しろっぽくなってしまって、強い赤がでないのです。印刷インクの限界なのでしょうか?

  5. 箇条書き項目今回は、CCDStackをまったく使いませんでした。
    途中までは、CCDStackで処理をしていたのですが、ノイズリダクションをかけた結果、星像が少しおかしくなり、いままでの方法に戻して処理をしました。CCDStackは便利ですが、気をつけてつかわないと画像を損ねてしまう場合もあるようです。パラメータの設定が難しいですね。

  6. 箇条書き項目画像復元も行っていません。シャープ系フィルターは、ステライメージのマルチバンドシャープとフォトショップのスマートシャープのみです。なので、画像復元特有のノイズパターンも今回はありません。画面用バージョンは、ノイズ感を極力減らしています。

 

「激しい動きで燃え上がり、やがて緩やかに四散していく巨大な炎の柱」


そのように見えるのは私だけでしょうか?

巨大な暗黒星雲の柱。距離と画角からみて、90光年程度の高さがあります。


柱の下部には、右と左に特徴的な形の星雲が見られます。

左側は、いろいろな星雲でわりと良く見かける形状です。固めの雲から、いくつものグロビュールが伸び、そこから今まさに、恒星が生まれようとしるのでしょう。M16の「ゾウの鼻」と同じような状態に見うけられます。


しかし、この右側の形は、とても不思議な形をしている。

全体的に、やわらかな形状で、硬い雲のディティールがありません。しかも、周りのガスを吸い込んでいるような大きなガスの流れも見るけることができます。これはもしかしたら、「ゾウの鼻」世代よりも、進んだ形状なのかもしれません。


つまり、ゾウの鼻から星々が生まれ、その生まれた星が恒星風によりガスをあちこちに吹き飛ばしている

...そんなステップを見ているのかもしれません。つまり、「崩れゆく分子雲の柱」です。


シルエット頭部の右側からは、4つの黄色い星々が生まれ、いままで被っていたガスを吹き払っているかのようにも見えます。




左には青い恒星があり、この光りでシルエットの左側がうっすらと青くなっているのがわかりますね。このことから、この星は、星雲のほぼ真横、見た感じからするとわずかに手前にあるのでしょう。そして背景は半球状に凹んでいるようにも見える。

そんなガス空洞の真ん中にいるのだとしたら、明らかにこの星がここで生まれ、まわりのガスを吹き飛ばしたのでしょうね。


もう一度、視点を炎の柱の全体像に戻すと、根元で大きく右にカーブしているのがわかります。

ということは、川の流れと同じで、カーブ内側の方がより強くガスが圧縮され、カーブ外側(左側)よりも、一足早く星々をとき放ったのではないかと...


...そんな風に想像してしまいます。




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