■特徴
@ 5mメッシュ、10mメッシュに対応
5mメッシュ(標高)の読み込みが可能です。
5mメッシュ標高データとは、国土地理院発行の2千5百分の1国土基本図から作られた標高データです。
現在(2007年5月)、以下の都市名ごとに1枚のCD-ROMとして販売されています。
「東京都区部」、「埼玉東南部」、「名古屋」、「京都及大阪」、「福岡」
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東京都区部 埼玉南東部 |
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福岡 |
10mメッシュ(火山標高)の読み込みが可能です。
10mメッシュ火山標高データとは、国土地理院発行の5千分の1、及び1万分の1火山基本図から作られた標高データです。
現在(2001年10月)、以下の火山名のデータが1枚のCD-ROMとして販売されています。
「雌阿寒岳」、「岩木山」、「岩手山」、「秋田駒ケ岳」、「鳥海山」、「蔵王山」、「安達太良山」、「那須岳」、「草津白根山」、「鶴見岳」、「くじゅう連山」、「阿蘇山」、「霧島山」
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50mメッシュ |
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10mメッシュ |
刊行:国土地理院
発売元:(財)日本地図センター TEL:03-3485-5414
A マップウィンドウの採用
数値地図インポーターダイアログに日本地図が表示されますので、ドラッグ操作でエリアを選択するだけで、変換区域を指定することができます。
以前のように紙のマップを見て、区域番号を入力する必要が無くなりました。
B マテリアルの自動割当
変換作成されるメッシュに、マッピング座標とマテリアルIDを付加し、高低差方向に対してグラデーションを施すことができます。グラデーションの色は、変換後のマテリアルを操作することによって、自由に変えることができます。
陸の部分はマテリアルID=1、海の部分はマテリアルID=2に割り当てられます。また高低差のグラデーションマップの座標系は、一律になりますので、別々に変換したメッシュであってもグラデーションは一致します。 |
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C
正確なメッシュサイズ変換
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正確な位置に拡張される |
国土地理院の数値地図は、区画中心の標高を保持しているものなので、10mメッシュデータの場合は、10m。50mメッシュデータの場合は、50m。250mメッシュデータの場合は250mだけ小さなメッシュに変換されてしまいます。
通常使用するには、これでも問題はありませんが、この新機能を使うと正確な大きさ のメッシュを得ることができます。また、いくつかのブロックに分けて変換し、後で統合する場合などにも有効な機能です。
D
緯度経度を考慮したメッシュ形状の補正機能
高緯度になるほど、実際の地形は経度方向に小さくなっていきますが、いままでのメッシュ変換はこれを無視していました。この補正機能を使うことによって、現実に近いメッシュサイズを得ることができるようになります。完全ではありませんが、人工衛星などの画像をマッピングする際にも以前よりマッチしやすくなっています。
補正変換には、「ドリール正距円錐図法」を用いています。この投影法は、日本全国を表示したときに歪が少ない図法で、全体のバランスがよく地図帳の中緯度地域の地図を作る方法として多用されているものです。
数値地図のメッシュオブジェクトに衛星写真をマッピングした参考例(神戸周辺)
E メッシュ区画ごとの別ファイルデータを自動的にマージします。
データは2万5千分の1の区画を基準にして別々のファイルに別れていますが、 別ファイルということを意識することなく一つのオブジェクトとして変換、マージできます。地図上で左上の数値地図ファイル(マップ番号)を選択し、そこから何区画(マップ数)を取り出すかを入力するだけで、複数のファイルを読み取り一つのメッシュオブジェクトを作成します。
F 50mから1万mまでのグリッドメッシュを作成できます。
50mから1万m間隔までのグリッドサイズを選ぶことができますので、目的に応じたデータ量のメッシュを得ることができます。インポートダイアログでは変換後の頂点数とポリゴン数を表示しますので、出来上がるメッシュの量を考慮しながら変換を行うことができます。(50mメッシュデータをそのまま読み込みますと、すぐに数百万ポリゴンになってしまいます。それをこの機能により荒くすることができます。その地図をどの程度までアップして使用するかによって使い分けてください。)
G
最適化スイッチにより、ポリゴン数を減らすことができます。
H
5mメッシュ、10mメッシュ、50mメッシュ、250mメッシュのCD−ROMに対応しています。
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