2000/2/21 〜 3/11

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3月11日(土) 朝起きると、プレイステーション2が届いていました(自宅)。プレイステーション・ドットコムで注文したもので、店で買うより確実ですね。購入者名簿の流出事件はありましたが、体制はかなりしっかしているという印象。プレイステーション2を欲しい人はここで、かった方がいいかもしれません。


全体にプラスチッキ-。トレイの”P”マークが回転するのには力が入っている。
エジェクトボタンの青色LEDもとっても高級な感じがする。

さて、本体の印象は、思っていたよりちゃちな感じです。もっと金属で出来ていると思っていたのに、ほとんどプラスチック。基本的に4角い箱が2段積み重なっているだけのデザインなんですが、横にすると、すごくアンバランス。これは縦におく状態でデザインされたんだと思いますね。


番外編・うちの”ぬー”くん

PS2の空箱を見るなり飛び込んでいきました。
幸せ感じているみたいで、こういう所好きなんだよなー。

車好きの私としては、迷わず”リッジレイサー”を同時購入しました。
リアルタイム3Dの表示は、格段に進歩していますが、ドリームキャストとどう違うの?と聞かれたら、答えにこまる。そんなに差はないと思います。完璧なアンチエイリアスでもかかっていればはっきりと違いがわかるんだけどね...(でも、フォーカスのボケが入っているのには驚いた)。

”リッジレイサー”自体の出来は、良くも悪くもリッジレイサーという感じで、車の操作感は最低ですね。ぜんぜん本物らしくない。だって、ドリフトさせてもタイムが落ちないんだもの。オープニングムービー(リアルタイムCGですが)の出来もまったくよくなかった。前作は、それなりに高揚させられる部分があったけど、今回のはちょっと...。でも、お決まりのオープニングCGがムービーではなく、リアルタイムCGに変わったことは、CGプロダクションの立場としてはおそろしいもの(失業?)があります。そういえば、シェンムーのそれもリアルタイムCGだったなー。

プレイステーション2の画像を見て思ったのは、「このハードに求められているゲームは今までとは別のものだな?」という事。ゲームという呼び名も当てはまらないかもしれない。これだけのクオリティが出せれば、感情に訴えかける何かを作れるのではないかと思いました。

 

3月10日(金) 今日は1日プログラミング作業をした。一番の難関である地図表示にどうにか目処をつけることができたかな?

ここのところ、何件かCG制作の問い合わせがあり、デモ作品などを送ったり、指定された画像や見積書を作ったりしてますが、ことごとく、ボツになってます。理由はよく判りませんが、「ディレクターの知り合いのCG屋さんに頼むことになりました...。」とか「値段が高かった...」という理由らしいです。経営者としては、ガクッとくる毎日。少し暗くなってます。

 

19:00
B制作プロダクション・Tuさん来社
3月9日(木) 最近、この日誌の内容がコラムみたいになっているので、原点に戻り、毎日の出来事を書くようにしています。お気づきでしょうか?

朝11時からA製薬さんで打ち合わせ。
ロビーでDT社のTさんと待ち合わせをするが、時間を過ぎてもこない。携帯電話に電話してもつながらない。どうしたものかと思っていると、10分遅刻で来られました。なんと二日酔いだそうです。お気の毒...。


この仕事、変な話になってます。始めは、”そこそこのクオリティ(予算もないので)でよい”という感じだったのですが、社長さんの希望でとにかく高いクオリティの物を作って欲しいということになってきてます。しかも、僕がその監督になってしまいました。監督兼デザイナー兼オペレーターなので、何も偉くはないのですが、好きにやれそうなので、楽しみな仕事になってきてます(しかも時間もある)。

昼に一度、ライブに帰り、5時半にHプロダクションさんへ。Hプロダクションさんとは久しぶりの仕事。今回のCMは武田製薬さんの”クリア(便秘薬)”。結構、みんな目にした記憶があるCMだと思います。女性のおなかのアップからCGになり、透明な雨どいみなたいな腸の中を3つの音符が滑り落ちるあれです。
今までは、他のCGプロダクションが作っていたのだけど、「イメージを一新するために、他でやってみようということになり、ライブに白羽の矢がたった(倉重監督談)。」のだそうです。それってかわいそうって事?
デジタルベータカムを導入したことを告げると、プロデューサー以下、大変喜んでました。だって、今までは、ハードディスクで納品してましたからね。Hプロダクションさんにもいろいろ迷惑かけてたんです。


里見監督との最後の仕事になってしまった作品

Hプロダクションの監督であった里見さんがお亡くなりになられていたことを知りました。去年の2月に倒れられたそうです。里見さんといえば、CM業界ではしらない人はいない位有名な方。僕も2度ばかり里見さん作品のCGをやらせていただいたことがあるのですが、とてもすごい人でした。あの人の作ったCMには確固たる世界があった。一度、編集スタジオで作業中の実写部分を見せてもらったことがあるのですが、「ああ、これがプロの映像だ...」とえらく感激したのを覚えています。もう一緒に仕事できないと思うととても残念です。
ご冥福をお祈りします。

 

11:00
A製薬さんで打ち合わせ

17:30
Hプロダクションさんで打ち合わせ

 

3月8日(水) 一晩寝て、自主制作はリアル路線でいくことに決めた。
抽象的なものはいつか個人的に作ることにしよう。なるべく、作りやすく、わかりやすいものを作ろう。

午後から数値地図インポーターVer1.5のプログラミング。
今回のバージョンアップの一番の目玉である、地図表示。ドラッグ指定により区域の指定ができる機能を作っている。この機能、簡単そうに思えたのだけど、結構大変です。変換ルーチンのコア部分よりもプログラミングボリュームがあるのではないかな?予定より大分遅れてしまいましたが、もう直ぐリリースできそうです。

 

17:00
食のスタジオ・横江さん来社

 

3月7日(火) 今、店頭販売促進用のVIDEO-CDを作ってるんですが、今年はこの市場がDVDに置き換わっていくのだろうか?聞けばあちこちの会社でDVDのオーサリングシステムを物色している様子。ライブはどうしようかな?うちがそこに出て行く理由が欲しいところ。何も特色を出せないのであれば、やる意味がない。

午後からは、ビデオの勉強会をやりました。
社員教育の一環としてですが、これからこういう会を定期的にやっていくことにしました。人数も増えてきたので、個別に話しているより、この方が効率がいいからです。ここで話されたことや普段みんなが直面し、解決してきたコンピューターにまつわる問題をテックノートライブラリーにしたい。このホームページにテックノートというコラムまがいのパートがありますが、本来はデータベースにしたかったんです。近々、その主旨に沿ったテックノートライブラリーを付け加えようと思っています。

夜は、新人歓迎会。
吉田氏が休んでいることもあって、下山田君が入ってからは、はじめて社員全員が揃いました。あらためて見直すと大人数になったな...と思います。結局、歓迎会は朝まで(4時ごろ)続き、タクシーで帰るハメに...。そこの席で、自主制作CGの話がでて、自分は、リアル路線でいくか抽象路線でいくか、まだ迷っているという話をしました。社員のみんなは、「どちらでも上坂さんの好きな方向のものをやってくれたらいい。」と言ってくれたけど、いろいろ考えてしまいますね。

 

12:00
Cab制作プロダクション・Noさん来社

15:00
社内勉強会(ビデオ全般)

20:00
新人歓迎会

3月6日(月) ライブの決算は3月。
今年は非常に売上が伸びた年で、前年比2倍強の売上がありました。みんなの頑張りのタマモノだと思います。はじめて利益らしい利益がでたって感じだ。

CGプロダクションの成長過程はある一定の道を辿る様ですね。

<創業期>
どこかのCGプロダクションにいた人がそこをやめて会社を作る。

<認知期>
始めは何の実績もないので仕事も少ないが、何年かたつと実績ができてきて、売上も伸び始める。

<成長期>

供給が需要に追いつかないので、社員をどんどん増やしていく。

<衰退期>

クオリティーが維持できなくなり評判が落ちる。

<崩壊期>

社員もモチベーションを保てなくなり、その中の優秀な人間が、ドロップアウトしてまた新しい会社を作る。

今ライブは、認知期の後半にさしかかっている程度かな?
その後、大方のプロダクションは規模を増やす方向にいくのだと思いますが、ライブはあまり大きくしないつもり、そして尚いっそうのクオリティアップを図りたい。衰退期に入らないように努力しよう。

 

 

 

3月5日(日) 昨夜降っていた雨もあがり、いい天気になりました。
それはよかったのですが、気温が上がりスキー場の雪も解け始め、もう春スキーの雰囲気です。シーズンも終わりに近いし、帰る時は「今年もこれで最後かな?」と少し寂しくなりました。

 
ゴンドラの中で(左から吉田君、竹内さん、金子君、日高君)

スキー場でみんなと別れ、高速道路を走っていると、後ろからものすごい勢いで手を振りながら近づいてくる車が!

 
彼等の車から撮った私の車(吉田氏撮影)

縁があるんですね...僕たちは。見ればライブの面々。
この後、しばらく並んで走りましたが、車の流れに流され、離れてしまいました。もう合わないだろうと思いながら、次のパーキングに入り、トイレに行こうとした階段の向こうに...いるじゃないですが、「また、やつらが!」
もうビックリでした。

 

3月4日(土) 今日と明日の二日間、那須にスキーに来ています。
菁映社・金子氏主催で、ライブとB制作プロダクションさんが参加しています。若い頃、いっしょにスキーした人たちとこうして来れるのはいいですね。スキーを始めた頃の気持ちが蘇ります。


菁映社・金子氏(ご苦労さまでした)


奥がB制作プロダクションさんの面々。右は古くからのスキー仲間、霜田夫妻です。

そして、スキーの後は、温泉で酒です。いやー、ビールのうまかったこと。
この後も夜遅くまで飲み会が続きました。

明日も、昼過ぎまでは滑る予定です。

 

3月3日(金) ビデオCDを作る仕事があり、それができる環境が自宅にしかないので、今日は、自宅作業になりました。


テープジャグで動かなくなったベーカム

ベータカムの素材をコンピューターに取り込み、Mpeg1に変換するのですが、これが大変だった。ベータカムの電源を入れ、テープを入れると、おかしな音がしてエラーコードが表示されてしまったのです。ビックリしてもう一度テープを入れなおすと今度はエラーコードがでません。再生してもOK。「さっきのはなんだったの?」と、早送りボタンを押したとたんに、動作が止まりエラーコード。「えっ」と思ってテープのエジェクトボタンを押すとうんともすんとも言わない。「うわー。」...っていう感じで見事まったく動かなくなりました。

マーフィーの法則は確かである ”必要なときに機械は壊れる”

実はこのベーカム、半年位動かしていなかったのです。しかも部屋が寒かったので、油が固まってでもいたのでしょうか?とにかく、上ブタを空けて見てみるとテープがローディングされたまま、ヘッドのあたりでワカメ状になっていました。...気をとりなおして、分解を始め、テープをどうにかはずすことはできましたが、電源を入れなおしてみても、エラーコードは消えません。最後は、SONYさんに電話して、技術者の方が親切に直し方を教えてくれ、どうにか直すことはできましたが、もう夕方。さんざんな一日でした。

今日、自宅作業にしたのはもう一つ理由があって、午後から子供の授業参観に行くためでした。


授業参観は図工の時間で
子供と一緒に版画を作るという授業

授業参観が終わった後、懇談会ってあるじゃないですか?今回は初めてこれに参加しました(懇談会の内容は、来年度の役員決めです)。
参加者中、お父さんは自分だけ。後は全員お母さんです(というか、オバさんです。...自分もオジさんですが...)。僕は、窓際の子供の席で夕日を浴びながらぼんやりしていただけですが、お母さんたちは大変なプレッシャーと闘っていました。「oxさん。広報策委員なんでどうでしょうか?」「やはり、何もやっていない方がやられた方がいいと思うんですけど。」「いえ、昨年下の子供の学年でやりましたので...ホホッ。」「地区委員をやっているもので...ホホホッ。」「いえ、ホホホッ。」...なんだかわからなくなってきた。もうちょっとで、「わかった!俺がやるから!もうやめようよ!」と叫びそうになりました。

ここには別世界がありました。”世のお母さんたちも大変な世界に生きているんだ。”と認識しましたよ。これを読んでいる若い人たちは、なんのことかまったくわからないと思いますが、あるんですよ、どろどろした息の詰まりそうな世界が...。自分もそうですが、母親だけに子供を任せてはいけないね。これを読んでいるお父さんで、まだ懇談会に出た経験のない方は、ぜひ参加してみてください。CGだけやってちゃ世間は見えないね。

 

3月2日(木) 今日、昨年6月からずっと制作に係ってきた作品「玄海エネルギーパーク」がやっと終わりました。全て終わった。ライブとしては、初めてのキャラクターCGも、評判は良いらしくホッとしています。「みらいくんのしぐさが可愛い。」なんて言われてしまって、疲れがとれますね...。

”リアルさはデフォルメである”
と、最近思うようになりました。写真にしろ、カメラマンのデフォルメがあるから面白いのだと思う。現実をそのまま伝えたら何の感動もない。ライブのホームページのトップに”Reach the Real”というテーマが現れますが、そろそろこれを変える時期かもしれないなーと思っています。

11:00
*DT社・玄海エネルギーパーク館内案内編最終納品

16:30
メビックス・菅野さん来社

3月1日(水) 結局、昨晩から徹夜になり、朝の10時にIMAGICAの編集室に納品に行かなければならないのに、ライブを出たのが10時15分になってしまいました(遅刻だー)。本当は、昨晩の段階でほぼ出来ていたのだけど、どうしても時間ギリギリまで使って直してしまうんだよな。良くない癖かもしれないけど、”悲しい性”だからしょうがないか?

<用語解説>  「悲しい性(さが)

”悲しい性”とは、DT社・KWさんが作り出した業界用語で(勝手に決めてる)、CG屋が”細かなディティールにこだわって作りこむ”、その良心を指して言ったものです。例えば、反射環境マップだけでも十分な質感が出ているのにレイトレースをミックスするとか、キャラクターに膨大な計算時間がかかるフレックスを使ったりとか、ややもすると制作スケジュールの弊害になってしまうようなことです。こういうCG屋の習性を”悲しい性”と呼ぶのです。尊敬と”バカじゃないの?”という軽蔑(?)を含んだこの言葉は不思議と言いえて妙なところがあり、僕は気に入っています。

 

10:30
*DT社・玄海エネルギーパーク館内案内編納品

15:00
テレビ映像さんで打ち合わせ

泊まり

2月29日(火) 仕事って難しいなと思うのは、その値段を決めること。言い方を変えると予算に合ったCGを作らなければならないことです。

CG制作費実質的コストCG映像の価値観

CGの制作費には、実質的なコストの部分と作られた映像の価値観の部分があり、このプラスアルファの金額をいくらにするかというのがとても難しい。
コストの部分は、家賃代、設備償却費などで、経理的にハッキリとその額がでるので問題ないのですが、プラスアルファの部分がいくらになるのか?というのはいつも迷うところです。CG制作費が流動的なのはそんな所からくるのでしょうね。

一番つらいのは、クオリティコントロールをしなければならない時です。
とことんクオリティを追求してよい仕事であれば、何の問題もないのですが、あまり予算がない場合などは、クリエーターとしてはつらい板ばさみにあうことになります。”この技術を使ってこうすればすごくリアルになるのに、それを使えない”という状態です。

商売ですから、値段にあったCGクオリティを提示していく必要があるはずです。僕も作る側の人間なので、こんなことはあまり考えたくは無いのですが、現実的に50万の費用で作ったCGと、100万の費用で作ったCGは、その差がなければおかしな話です。もし、50万のCGを100万のクオリティーで作ってしまったら、ゆくゆくは、めぐりめぐって自分の首を締めることになるからです。今まで100万でしていた仕事が50万という常識になってしまうでしょう。これは、ライブだけの損得問題ではなく、CG業界全体にかかわることだと思います。

しかし、ライブとしてあまり納得できない50万のCGを世に出すのも恥ずかしいので、クライアントに「今回は特別にライブのデモにもなるので...と断りを入れて」とも考えますが、それがスポンサーに伝わるはずもないでしょうね?
本当に会社をやっていくのもつらいものがあります。

 

10:30
DT社・常岡さん来社

14:00
DPS・Sさんさん来社

18:30
B制作プロダクション・SIさん来社

 

2月28日(月) ちょっと前にも書いたが、CD-ROM制作の依頼が増えている。

正確に言うとCD−ROM制作の依頼ではなく、その相談が多い。どんな構成にしたらいいか?どんなふうに作ったらよいか?コストはどのくらいかかるのか?などだ。インターネットも含めて、これからこの手の話はどんどん増えそうな雰囲気。

そんな場合、「こんな感じのCD−ROMが作りたいのだけど...」と話を切り出されることが多い。今日もCD−ROMの打ち合わせをしていたらそのパターンで、2枚のサンプルCDをお持ちになっていました。そのうちの1枚が日経メディカル12月号の付録CD−ROMだったんです。「それうちで作ったんですよ。」「えっ、これ上坂さんの所でやったの?」といった感じで驚いておられました。

うれしいですね。こういうの。

 

15:00
メディアアート・牧田さん来社

 

2月26日(土) 今日は一人で出社しました。
誰もいないし、土曜日で電話もかかってこないので、落ち着いて仕事ができた。

こう書くと、一人の方がいいと思ってるのではないかと勘違いされてしまうかもしれないけど、根っからの寂しがりやなので、こういう状態は2日とは持たないだろうな...きっと。

 

2月25日(金) 昨年の暮れに導入したDPS社のリアリティ(ハードディスクレコーダー)が、問題を残しながらもやっと安定して使えるようになりはじめました。(まだソフトにバグらしいものが残っている...。)D1入出力ボードもデジベとつながり、ライブの新世代レコーディングシステムは完成しました。


DPS Reality

しかし、ここまで来るには数々の苦労がありました。
導入して直ぐ、再生途中に黒コマが入ってしまう現象に見舞われました。DPS社のサポートに電話したのですが、こちらで使っているコンピューターが自作機の為、「メインボードとの相性だろう。」ということになりました。さっそくメインボードを取り替えて試してみました。でもダメ。現象は改善されません。仮想ファイルシステムもダメ。ファイルを操作しているうちに他のファイルが消えてしまうんです。ほんとに「どーなってるの?」という感じでした。

問題が解決しないまま2月に入り、なんどもサポートに電話しましたが、要を得ず、嫌がるところを無理やりベータ版のドライバーを出させて使ってみると、見事それらの現象は収まりました。つまり、単純にバグだったわけです。

腹が立ちますね。こういうの。
サポートの体制がまったくなってないんです。メインボードまで換えさせておいて、「ドライバーのバグでした」はないでしょう。しかも、なんの謝罪もないんでだから...。とにかくDPSの対応は最低です。ハード自体の出来はいいと思うんですが、ソフトウェア-とサポートには期待しない方がいいですね。やはり、安い商品はそれなりということでしょうか?

相当の覚悟を持って付き合う気がなければやめておいた方がいい商品です。しかし、他の製品と比べて非常に安いのも事実なので、癖をつかんで使いこなせればOKだとは思うのですが...。

 

15:00
Med社・須貝さんへ納品

18:00
DT社・KWさんと打ち合わせ

18:30
*Cab制作プロダクション・Noさんへ最終納品

 

2月24日(木) この前、社員のみんなにも話したんですが、大切なのは信頼関係ですよね。

その人に何かを頼むとき、1から10までやり方を教えて、その通りできただけでは機械と同じ。いや今時、機械だってもっと気の利いたことをやりますよ。次のステップは1言えば10までのことができる事。次は10以上の事がやれる。最後は何も言わなくても自分で動けるということになるでしょう。

そしてこれらが何度も積み重なると、”信頼”という感情が生まれます。
「あいつに任せておけば大丈夫。」というこの感じですね。そんな関係であっても人間ですから失敗はすると思います。それだけを見れば、最低で失格なんですが、「あいつが失敗しても不思議と腹がたたない...」という気持ちになるから不思議。つまり、信頼関係が築ければ、多少、失敗やポカがあっても大丈夫なんですよ。ここが人間のいいところでしょう。機械だと1度でも失敗したらまた下のランクからやりなおし。

だから、
社員には「信頼を得られるような人になって欲しい」と、いつも言っています。これらの総和として「LiVEに任せておけば大丈夫」という感情が生まれる。それが一番大事なことでしょうね。

 

17:00
Cab制作プロダクション・Noさんと打ち合わせ

17:30
日映・Ngさんと打ち合わせ

20:00
*DT社・玄海エネルギーパーク案内編仮納品

 

2月23日(水) 朝、テレビをつけると、浩ノ宮(様?)がインタビューを受けていた。
「あっ、そうか」という感じで自分の誕生日であることを思い出しました。実は、彼とは生年月日がまったくいっしょで、そのおかげで人には覚えてもらいやすくなっています。ゆくゆくは、自分の誕生日が休日になるわけですから、一緒の誕生日と言うのは捨てたもんではありません。
しかし、今日で40歳になったわけで、かなりショック。若いときに自分が40になるなんて誰が想像したでしょう。なるんですよ。あなたも。

さて、誕生日ということで、今日はいいことが3つありました。

@昨年ライブで制作した日経メディカル12月号の付録CD-ROM「生活習慣病」が日経BP社の広告賞である特別企画広告賞を受賞しました。

この知らせを電話で聞いた時はうれしかった。いろいろな事があったCD−ROMですから喜びもひとしおです。ライブとして、何か賞を貰うことは初めて。企画広告賞ですから、CD−ROMの中身というより企画部分での受賞かもしれませんが、評価されたことに変わりはありません。やった仕事がこうして認知されるのはとてもいいこと。正式に公表されたらトップページで公表します。

A海和俊宏さんからメールがきた!!!

先日、このページでも書きましたが、海和俊宏さんも出演しているビデオ作品の仕事をすることになり、彼にメールを書きました(以前もいっしょに仕事をしたことも書き添えて...)。そしたら、ちゃんと返事がきました。しかも、「また、上坂さんとご一緒できて光栄です。」なんて書かれてしまって、海和さんに憧れている身としては、照れたのなんのって...。海和さん、ありがとうございました。(海和さんを知らない人はこのページを見てください

B家族から誕生日のプレゼントをもらった。


携帯電話スタンド(受信すると「ピカチュ」と鳴く)

帰宅すると、家族からのプレゼントが待っていました。子供たちも少ない小遣いの中からお金を払ったそうで、泣けてきました。...しかし、なんでピカチュウなのかは謎(彼等の目論見では、会社の机の上になければいけないようで、会社に持っていって使うことになると思います)。

ということで、嬉しいことが3つもあり、良い誕生日でした。

 

15:00
DT社・KWさんと打ち合わせ

 

2月22日(火) 自宅に帰ってテレビを見ていたらボノボという人間に近い知能を持った猿の番組をやっていた。人間の言葉を理解し、過去や未来を考えることができる。動物がしゃべる映画あるが、まさにあれを地でいっている。
それを見ていて不思議な感情が浮かび上がった。知能があるといっても”人生なんたるか?”なんて考えていないだろう猿を見て、「ああこいつも生きているんだ...」と感じ、幸せな気分になった。

人は、自分が生きていることが寂しくてしょうがないのだと思う。
それで、それをいやそうとする。人との接触を求める。前にも書いたが、映画コンタクトの「孤独をいやしてくれるのは”お互いの存在”なのだ」というあれだ。この言葉は非常に重いと思う。

今、世の中でヒットしている商品を見るとそれがよくわかる。
まず携帯電話。まさに、人と人を何処にいても結びつけることができる道具だ。用件を伝える為だけだとしたら、こんなにも普及しなかっただろう。
インターネットだってそうだ。メールは時間を超えて人を結びつけるし、ホームページも1対多の結びつきを実現する。僕が毎日、この制作日誌を書きつづけるのもその為だ。孤立したコンピューターがネットワークで繋がれるのは必然であったわけだ。どんなジャンルの商品であっても、この欲求を満たすべく開発を行えば、ヒット間違いなしだ。

信した。
映像作品も同じだ!人を引き付けるものには全てのこの要素がある。

 

11:00
メジカルサイエンス・須貝さんと打ち合わせ

18:00
アイテックさんでデモ

 

2月21日(月) 六本木の飯倉片町交差点に、カーディーラーがあるのをご存知ですか?
以前は、ポルシェを販売していることで有名だったミツワ自動車です。一昨年からポルシェジャパンが直接販売を行うようになり、ミツワ自動車は必然的に窮地に追い込まれ、取り扱い車種もランボルギーニなどに変わっています。


Audi TTクーペ 1.8T クワトロ (470万円)

今日、打ち合わせの帰りにふと見ると、”AUDI TT”がそのシュールームにありました(前からVWのディーラーもありましたっけ?)。それで思わず立ち寄ってしまいました。TTは、デザインコンシャスな車で、細かなディティールまで手を抜かずに作ってあります。内装のクロームの部品が全て本物のアルミだと気づいた時は驚きました。
車のディメンジョンは、ちょうど空冷のポルシェ911と同じ感じで、こじんまりとまとまり、その形もちょっと911を思わせます。確かにクワトロシステムを搭載してはいますが、外観に比べて、特徴的なハードを持っているわけではありません。本当にデザイン優先でできてるんですね。機能優先かデザイン優先かという論議はいつもありますが、この車の売れ行きを見ると、デザインというキーワードはこれからどんどん重要になっていくのだと思います。機能よりデザインが大事だというのではなく、今まで、機能優先で作られてきたものが、デザイン優先で作られたことが変化点ですね。

機能にしろデザインにしろ、それが意識、理念を表すものとしてであればどちらも価値のあるのだと思いますが、どうでしょうか?


これは紛れもなくHプロダクションさんの封筒だ!

帰りの地下鉄(日比谷線)で思いがけない封筒を見ました。いつもCMの仕事でお世話になっているHプロダクションさんの封筒です。大きさからして、これからプレゼンにでもいくのでしょうか?(持っている本人は疲れてお休みになっていました)
...このストーリーボードで提案されたCGがLiVEに依頼されるかもしれないのですから、面白い光景を見させてもらいました。

PS.
さらに会社帰りの電車の中で、菁映社の”末武”さんを見かけました。こちらもお休みになっていたので、声をかけるのはやめましたが...。今日は、思わぬ所でいろいろな人を見かける日だった。

 

15:00
B制作プロダクション・大森さんと打ち合わせ