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夜になって、NTTラーニングさんが来社。
石井恭子さんのいた会社です。早いもので、彼女が亡くなってからもう一年になります。打ち合わせに来られたプロデューサーの方と、石井さんの事をいろいろ話しました。

故・石井恭子さん

話しているうちに、初対面の気がしなくなってきて...石井さんの置き土産ってとこでしょうか？こうして、新しい方との繋がりができたわけですから...。

故人は、自分のことが話されるのを喜ぶと言いますが、今ごろ天国で笑ってるでしょうか？

19:00
Nttラーニングさん来社

さて、そろそろ仕事の方も忙しくなってきてます。
以前から、「今度、○×って仕事がありますんでよろしくお願いしますね。」「ありがとうございます。」なんて気軽にOKしていた仕事が、まとめて動き出しています。まだ、9月だというのに、11月までのスケジュールはほぼいっぱいになりました。

会社に用事がなければそのまま最後まで、見ていたかったのですが、今日は午後から年に一度のMAXユーザーコンファレンスの日。後ろ髪引かれる思いで、学校を後にしました。

今年で、3回目の参加になる、MAXユーザーコンファレンス。
正式には”3d studio max User Conference 2000”。会場に入っていくと、見知った顔がちらほら。1時をちょっと過ぎた頃に、コンファレンスはスタートしました。ユーザーのデモ映像に、ライブで作ったCGも流れ、「今年もいろいろやったなー」と、感慨深かった。

今回のコンファレンスは、キャラスタVer3、Puls3D（Web3D）、MAXR4の概要などの発表がありましたが、Pulｓ3Dがなかなか良かった。ライブがデベロッパー契約をしたCult3Dよりも、いいかもしれない。要検討といったところです。MAXR4の方は、新技術というより、インターフェースが強化された感じ。MaxScriptを使えば今でもできることが、GUIを操作するだけで出来るようになるといったところです。MAXのコアの部分での革新的な進化がなかったことがちょっと不安を抱かせました。現在のアーキテクチャーとしては、もうくるところまできているのでしょうね。

面白かったのは、R4デモのたわいもないところで、会場にどよめきや拍手が起こったこと。例えば、ビューポートの大きさがマウスドラッグで、自由に変更できるようになった場面。たったそれだけのことでしたが、使っているユーザーはビックリ。拍手喝采でした。ユーザーコンファレンスならではといったところ...。

最後は、パーティとなり、いろいろな人と話せました。
今年6月に、いっしょにCGを作った白組・岩本氏とも会いました。彼は、年齢の割にすごく若く見え、うちの女性スタッフが、肌つやがとてもいいと誉めてました（笑）。彼、これでお子さんがいるんですから...ちょっとそうは見えませんよね。

白組・岩本氏

ディスクリートの渡辺さんに抱きつかれたのには、ビックリしましたが、なかなか楽しいパーティでした。

9月25日（月）

夕方、スタジオヴォルト（編集スタジオ）にCGの納品。昨晩から右足の膝（古傷）が痛くなっていて、びっこを引きながら...。CG的に問題は何も出ずに治めることができました。この仕事、実は7月から手がけているもので、CMのように短いスケジュールも困りますが、これだけ長いのも間が抜けてしまいます。

夜、以前から伸び伸びになっていたCD-ROMの打ち合わせ。
これで、やっと実制作に入れます。締め切りは、当初10月末でしたが、11月の中旬位まで伸びるそうです（そりゃそうだ）。しばらくワークインジケーターが緑のままでしたが、どうやら赤に変わっていきそう。だって、それ以外にも年末までにCD-ROM、マルチメディア関連の仕事が４つも入っています。
...自分で書いて気付きましたが、マルチメディアという言葉って、すごく古くなりましたね。

17:00
Imgプロダクションさんへ納品

19:00
Detプロダクションさん来社

夕方、コミュニケーションプランニングさんが来社。Cult3Dについて話しました。クライアントさんに「Cult3Dを使いませんか？」と持ちかけると、いいところまでいくのですが、なかなか最後の採用まではいかないのが現状。その一因に、ライセンス料をクライアントさんからサイコア社に払わなければならないという規則があります。外国では、このやりかたで通用するのでしょうが、日本の商習慣には合わないんですよね。でも、先日のメールで、ある程度の改定案が送られてきていて、その中で、その部分を見直すかもしれないと言っていますので、近い将来に、改善されるのではないでしょうか？

17:00
コミュニケーションプランニングさん来社

場所は、御茶ノ水・明治大学リバティータワー

初めに受けたメトロワークスのセミナーは、聞きなれた内容ばかり。
ちょっとガッカリしてたら、デモコーナーで、”RenderWare”というPS2用のミドルウェアーの展示がありました。3DStudioMAXで作ったシーンをボタン一発で開発用PS2に送り、直ぐにシーンの確認が出来るのだそうです。このソフトがあることは知ってましたが、ここまでの完成度とは思いませんでした。その後、RenderWareのセミナーを受け、詳しい話を聞きましたが、僕が欲していた機能にぴったり。

これで、リアルタイムCG実現の可能性がはっきり見えてきた気がします。
なにしろ、本当の空間を作れるんですから、面白い。
会社を始めた時に、初めからリアルタイムCGを目指す計画があって、5年後には、実用になっている予定だったのですが、実現できる可能性がでてきました。

後は、やるしかない。ライブの次の目標がやっとはっきり見えました。
でも、どうやったら実現できるか？現実には問題だらけなんですよね。誰か、お金出してくれないかなー？

21:00
Imgプロダクションさんにチェック納品

その後、会社に帰り、例の5階、正式に不動産屋さんに見せて貰いました。条件もよく、借りることに決めました。

3Fと同じように改装する予定です。

これで、ライブは3Fと5Fの2フロア-になります。5階は主に打ち合わせや会議室に使い、制作は3階で、というスタイルになると思います。使用開始は11月の予定です。

しかし、本当にライブも立派になってきました。
就職希望者も結構問い合わせがあって、事務所にあと4,5人のキャパシティはできたってとこでしょうか？

夜遅く、スウェーデンのサイコア社（Cult3Dの開発元）からメールが入り、「来週、日本に行くのでお会いできますか？」だそうです。お会いしたいのはやまやまですが、英語話せないしなー。だって、メールを理解するだけで大変なんですから...。

17:00
大橋不動産さん来社

18:00
Bbプロダクションさん来社

そう、全てガラス張りなんです。中に入ってもガラスが使われており、とても感じがよかった。これは公共トイレなんでしょうか？だとしたら、どうやって予算が下りたんだろう？このデザイン参考にします（...何の？）。

最後のスケジュールはTooさんでコンバッションのデモ。
このページで何度も登場しているコンバッション。全ての疑問を解いてもらおうと思い個別デモを、お願いしました。

結果は、あまり芳しくなかった。MAXでCGを作る際に、後処理で出来る部分（効果、ビデオポスト処理）を全てコンバッションで処理できたら...という思いがあったのですが、これを実現することはできないようです。フォーカス処理も完璧ではないし、グロー、レンズフレアーなども、まだまだ。
次のバージョンに期待するか、トラッカーやカラーコレクト、マット処理などの機能を、AfterEffectプラス程度の位置付けで使っていくしかないといったところ。結果、ライブとしては採用を見送りました。まだまだ、MAXで地道に作っていくしかないですね。次のバージョンに期待しています。

13:30
Sonyさんで打ち合わせ

16:00
Tooさんでデモ

午前中は、こんな感じでしたが、午後にはデジタルムービー作成の仕事が入り（えっ！）、夜遅くなってから月末締め切りの３DCGの仕事がまたひとつ入りました（ええっ）！なんだ、結局、暇だったのは、半日程だけだった。

「仕事、入った！」と、喜びともつかぬ声で、社員のみんなに告げると、
「えー。今朝と話が違うじゃない〜！」という声にならぬ声が聞こえてきそうな雰囲気。...うわー。