最近お気に入りの喫茶店があって、休日の午後など、よく車で出かけます。
ギャラリーを併設している喫茶店なんですが、それよりもその立地条件が面白い。まったくの田んぼの中の一軒屋(おそらくもと農家)で、うっそうと茂る屋敷森の中に建ってるんです。上の写真を見れば建物の感じがわかると思いますが、純粋な日本建築。
中に入ると梁が見えていて、どこかで解体された古い家の柱を材料にしているのでしょうか?壁は塗り壁です。そんな古さの中に銅版で作られた飾りがあったり、なかなかグッドな雰囲気なんですよ。そして何より、入った正面がガラスになっていて、屋敷森が前面に見える。
その窓際の席で、飲むコーヒーの美味いこと。建物の中にいるのではなく、林の中にいる感じ。木漏れ日なんかも差し込んできたりして、もう最高です。
いつもここに来ると思うんですよ。
「こんな感じのスタジオを持てたらなー。」
こんな緑の木立の中にライブのCGスタジオがあって、自分たちのオリジナル企画の映画を作れたらいいな...と。無理でしょうか?...まだね。
でも、そんな夢が浮かんでくるほど心地よい場所です。
なんというかそこの樹木が自分達の時間の流れを持っていて、それがとてもゆっくりしているので、外から来た僕らは初めビックリするくらい。そして、いつの間にかその流れの中に溶け込んでいくと、WeekDayの喧騒から逃れられるというわけです。
えっ?その喫茶店は何処かって?......教えません。秘密です。
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