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 26week  2001/6/25 〜 6/29

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今週の仕事
6月27日(水)

今日は、懐かしい人がライブに来ました。菁映社・志賀氏です。
僕が以前勤めていた菁映社という会社のもと同僚。

こうして、昔の仲間に会うと、まったく時間が経っていないように思えます。最近は、うちの会社も若い人が増え、その中にいると、自分も”おじさん”と呼ばれる年齢になったのかなー?と思う時があります。しかし、こうして同年代の、しかも、苦楽を共にしてきた人に会うと、若返りますね。「なんだ、何も変わってないな...」と、思います。

人は、さまざまな側面を持っていて、会社での社長としての自分。自宅に帰ってからの父親としての自分。昔からの友達との間では、何も変わらない子供の頃のような自分。人の本当の姿はなんなのか?環境による多面性の奥にあるものはなんなのでしょうか?

 

10:30
菁映社・志賀氏来社

6月28日(木)

CanonさんでバブルジェットプリンターのCG打ち合わせ。

打ち合わせには、BJを開発している技術者の方も出席し、今までのいろいろな疑問点をお伺いすることができました。そして、聞けば聞くほど、インクジェットプリンターというのは、現代の奇跡にも思えてきます。インクヘッドと紙の間は、わずか1.5mm。その距離を、10万分の2mmの大きさのインク滴が、1万分の1秒で紙面に到達するのですから。

スピードは秒速15m。時速に換算すると54km。時速54kmと聞くとそんなに大した速さではないと思うかも知れませんが、瞬時にそのスピードに達する加速は相当なものです。(まあ、インク滴が極小であるがゆえにできることでしょうけど...。)

しかも、そんなものすごく小さく、スピードのあるものを、紙面上の正確な位置に着弾させているわけで、本当に神業的な技術です。その誤差は10万分の1mmだそうです。しかし、もっとすごいのは、人間の視覚。そのようにして印刷された絵を見て、インク滴の位置にわずかな狂いでもあれば、それを一瞬で見抜いてしまうのですがらね。

インクジェットプリンターの技術は、毎年進化していて、とどまる事を知りません。BJのCGを作ると、「こりゃー、来年はもうやることなくなっちゃうんじゃないの?」と思います。でも、毎年必ず新しい技術が生まれ、画質は確実に前進していくのですからすごいことです。技術者サイドから見れば、研究しなければならないことは、沢山あるのでしょうね。

 

15:00
Canonさんで打ち合わせ

 

6月29日(金)

今日は、第4期の決算報告の為の株主総会。総会といっても株主は僕を含めてたったの二人ですから、ちょっとさびしいのですが、今年もよい決算報告をすることができました。

夕方、水曜日に引き続き、昔の同僚、菁映社・金子氏来社。
この後、夜の予定がなかったらいっしょに飲みたかったところです。

夜は、近くの小料理屋で、慰労会。
ここには、株主だけでなく、会社創立時からいっしょに苦労してきた社員も呼びました。これからのライブのコアになるのは、やはりこのメンバーだろうから、ぜひ頑張ってもらいたいものです。

 

16:00
株主総会

18:30
菁映社・金子氏来社

 

 


最近お気に入りの喫茶店があって、休日の午後など、よく車で出かけます。

ギャラリーを併設している喫茶店なんですが、それよりもその立地条件が面白い。まったくの田んぼの中の一軒屋(おそらくもと農家)で、うっそうと茂る屋敷森の中に建ってるんです。上の写真を見れば建物の感じがわかると思いますが、純粋な日本建築。

中に入ると梁が見えていて、どこかで解体された古い家の柱を材料にしているのでしょうか?壁は塗り壁です。そんな古さの中に銅版で作られた飾りがあったり、なかなかグッドな雰囲気なんですよ。そして何より、入った正面がガラスになっていて、屋敷森が前面に見える。

その窓際の席で、飲むコーヒーの美味いこと。建物の中にいるのではなく、林の中にいる感じ。木漏れ日なんかも差し込んできたりして、もう最高です。

 

いつもここに来ると思うんですよ。
「こんな感じのスタジオを持てたらなー。」
こんな緑の木立の中にライブのCGスタジオがあって、自分たちのオリジナル企画の映画を作れたらいいな...と。無理でしょうか?...まだね。

でも、そんな夢が浮かんでくるほど心地よい場所です。

なんというかそこの樹木が自分達の時間の流れを持っていて、それがとてもゆっくりしているので、外から来た僕らは初めビックリするくらい。そして、いつの間にかその流れの中に溶け込んでいくと、WeekDayの喧騒から逃れられるというわけです。

えっ?その喫茶店は何処かって?......教えません。秘密です。