なんと美しい星域だろう...もう、言葉もでない。
さまざなまな要素が入り乱れつつひとつの得難い構図を作っています。左下のコーン星雲が指し示す先に、ブルーのいっかくじゅう座S星があるのは偶然でしょうか? そんな意味もあり、この2つを対角線上に取る構図を選びました。正対しているよりもダイナミックな感じが出たのではないかと思います。
この対象は3年間、挑み続けたものです。3シーズン目でやっと納得のいく画像が撮れました。良い作品には、テクニックも必要ですが、やはり対象が魅力的なのが一番です。その点、この星域は、最高のものですね。
カラープロファイルは難しいです。この画像がみなさんのディスプレイでどんな風に見えているか、とても心配です。こういう赤の彩度がきついものは、コンピューター(&ディスプレイ)によっては飽和しやすいですね。
天文ガイドにも掲載されましたものは、彩度が異様に高く、ノイズがものすごく目立ってました。「本当は、このページにあるのがホントなんですよ...」と言いたいところですが、果たしてこれもどう見えているのかわからないですよね。星の写真は、色相、彩度、明度がほんのわずかにずれただけでも違う物になってしまいます。僕が最後に確認している環境がMacなので、Macならばおおよそ問題がないと思います。Windows(IE)は、カラープロファイルの管理が行われていないのでどう見えるかまったくわかりません。いやー、難しいです。この問題は。