NGC7380というのは、散光星雲かと思っていたらハーシェルが見つけた時は、散開星団として記録されていたそうです。

しかし実際には、明らかに散光星雲ですね。


暗い星雲ですが、かなり複雑なディティールを持っています。

星形成がさかんに行われているし、何重にもなる星間ガスの構造が面白いです。今まさに星が生まれようとしているグロビュールも無数に見えます。もうしばらくすると新しい星が青く輝きだすのでしょうか。部分的に青っぽい領域が散見されますが、もしかしたらその兆候かもしれません。


この星雲はどの星の紫外線で光っているのでしょう? 複雑過ぎてハッキリと断定できませんが、 星雲の光り方からすると、中央、上部の星のように見えます。しかし、もしかしたら複数の恒星によって浮かび上がっているのかもしれません。


特徴的なのが、下の写真の丸で示した領域です。

バブルのような泡があるように見えます。この中心星の恒星風によってガスが広がりつつあるのでしょうか。もしかしたらバブル星雲のようにウオルフ・ライエ星でしょうか? 


星間物質の密度の違いのせいか、すこしいびつになっていますね。

  1. 箇条書き項目この星雲もすごい構造を持っているのですが、とても絵にしにくい対象ですね。

more large sizefile://localhost/@NGC7380-Merged-50X-Tunned-96.jpg