February 15, 2014
JAXAさんの協力体制
HAYABUSA BACK TO THE EARTHの時も、JAXAさんには協力していただきましたが、今回は、まったくと言って良いほど、強力な協力をしていただいています(笑)
はやぶさ2や、各探査機器(カメラ、探査ローバーなど)のCADデータまで提供して貰ってます。もちろん、技術的に非公開の部分は、隠して・・・という事にはなりますが、それでもとても凄い事だと思っています。ですので、今まで以上にリアリティのある表現が出来るのではないかと確信しています。
先日は、相模原の宇宙研に伺い、テレビ会議で、さまざまな機器開発担当者の方と直接お話ししました。いろいろな質問にも丁寧に答えていただき、より詳細なミッションの情報を得ることが出来ました。逆に、盛り込むことが多すぎて困る面もありますが(笑)
その後、はやぶさ2の組み立て作業も見せていただきました。
はやぶさ2は、現在、まだバラバラの状態で、各機器をつなげて動作チェックをしています。帰還カプセル、サンプラーホーン、イオンエンジン、観測カメラ等々が、机の上に並べられているその様は、ちょっと異様でした。それぞれの機器は、想像しているよりもちょっと大きく感じました。これらが本当に宇宙空間に出ていくんだと思うと、凄くドキドキしました。その上、カプセルはまた地球に帰ってくるのですからね。
それから、今回の作品にはロケットが登場します。こちらはさすがにCADデータを貰えるということはありませんが、心強い協力者も加わってくれて、モデリング作業はスムーズに進行しています。
現在、本編制作の方は、シナリオを書き終えて、アニマティクスの制作中です。これも2月いっぱいには完成予定。ということは、作品としてはほぼ全体像が出来るって事ですよ。そして3月からはいよいよ1Kのドームマスター製作に入ります。
投稿者 kohsaka : 11:17 AM
February 07, 2014
ようやくここまで・・・
ようやく、オフィシャルサイトの公開までこぎつけました。
この作品、実は、はやぶさが帰還してから1年後の2011年、今から3年も前から構想していたものです。
僕は、前作HAYABUSA BACK TO THE EARTHを作ってから、日本全国7、80ヶ所で、はやぶさの講演をしました。その時お会いした沢山の人の想いを知っています。その経験をベースに、次のミッションの作品を作れないかと思ったのです。それから、以前からロケットの作品を作りたいという想いもありました。それをミックスさせたのが今回のHAYABUSA2になります。
物事が動き出す時はいつも自分じゃない、誰かの意志で動いているような気がしてます。昨年の8月、本当に「これは今、動かないとまずい・・・」そう思って、具体的な企画書を作り、スポンサーになってくれる会社に声をかけ始めました。ちょうど今公開されてる「銀河鉄道999 赤い星ベテルギウス いのちの輝き」の制作が佳境に入っていく時期でした。そちらの作業を進めながらも、このHAYABUSA2の提案書を練り始めたのです。
今回の作品は、製作委員会方式で作ります。
僕は、フルドーム映像作品が劇場映画のように、全国で一斉公開になるようになれば良いなという夢がありました。ですので、まっさきに、プラネタリウム業界の2大企業である、五藤光学研究所さん、コニカミノルタプラネタリウムさんの2社に声をかけました。通常であればこの2社が組むことはあり得ないのですが、題材と、そして前作の実績を認めていただき、2社の協力のもと、製作が開始されました。7月にリリースの予定ですが、多くの館でいっせいに公開され、全国のみなさんがどこでも確実に見られるようになったら良いなと思っています。
これからこのブログで「HAYABUSA2 RETURN TO UNIVERSE」の制作の状況を伝えていきたいと思いますので、宜しくおつきあいください。
投稿者 kohsaka : 03:21 PM