3月11日(土) | 朝起きると、プレイステーション2が届いていました(自宅)。プレイステーション・ドットコムで注文したもので、店で買うより確実ですね。購入者名簿の流出事件はありましたが、体制はかなりしっかしているという印象。プレイステーション2を欲しい人はここで、かった方がいいかもしれません。
さて、本体の印象は、思っていたよりちゃちな感じです。もっと金属で出来ていると思っていたのに、ほとんどプラスチック。基本的に4角い箱が2段積み重なっているだけのデザインなんですが、横にすると、すごくアンバランス。これは縦におく状態でデザインされたんだと思いますね。
車好きの私としては、迷わず”リッジレイサー”を同時購入しました。 ”リッジレイサー”自体の出来は、良くも悪くもリッジレイサーという感じで、車の操作感は最低ですね。ぜんぜん本物らしくない。だって、ドリフトさせてもタイムが落ちないんだもの。オープニングムービー(リアルタイムCGですが)の出来もまったくよくなかった。前作は、それなりに高揚させられる部分があったけど、今回のはちょっと...。でも、お決まりのオープニングCGがムービーではなく、リアルタイムCGに変わったことは、CGプロダクションの立場としてはおそろしいもの(失業?)があります。そういえば、シェンムーのそれもリアルタイムCGだったなー。 プレイステーション2の画像を見て思ったのは、「このハードに求められているゲームは今までとは別のものだな?」という事。ゲームという呼び名も当てはまらないかもしれない。これだけのクオリティが出せれば、感情に訴えかける何かを作れるのではないかと思いました。
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3月10日(金) | 今日は1日プログラミング作業をした。一番の難関である地図表示にどうにか目処をつけることができたかな?
ここのところ、何件かCG制作の問い合わせがあり、デモ作品などを送ったり、指定された画像や見積書を作ったりしてますが、ことごとく、ボツになってます。理由はよく判りませんが、「ディレクターの知り合いのCG屋さんに頼むことになりました...。」とか「値段が高かった...」という理由らしいです。経営者としては、ガクッとくる毎日。少し暗くなってます。
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19:00 B制作プロダクション・Tuさん来社 |
3月9日(木) | 最近、この日誌の内容がコラムみたいになっているので、原点に戻り、毎日の出来事を書くようにしています。お気づきでしょうか?
朝11時からA製薬さんで打ち合わせ。
昼に一度、ライブに帰り、5時半にHプロダクションさんへ。Hプロダクションさんとは久しぶりの仕事。今回のCMは武田製薬さんの”クリア(便秘薬)”。結構、みんな目にした記憶があるCMだと思います。女性のおなかのアップからCGになり、透明な雨どいみなたいな腸の中を3つの音符が滑り落ちるあれです。
Hプロダクションの監督であった里見さんがお亡くなりになられていたことを知りました。去年の2月に倒れられたそうです。里見さんといえば、CM業界ではしらない人はいない位有名な方。僕も2度ばかり里見さん作品のCGをやらせていただいたことがあるのですが、とてもすごい人でした。あの人の作ったCMには確固たる世界があった。一度、編集スタジオで作業中の実写部分を見せてもらったことがあるのですが、「ああ、これがプロの映像だ...」とえらく感激したのを覚えています。もう一緒に仕事できないと思うととても残念です。
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11:00 A製薬さんで打ち合わせ 17:30
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3月8日(水) | 一晩寝て、自主制作はリアル路線でいくことに決めた。 抽象的なものはいつか個人的に作ることにしよう。なるべく、作りやすく、わかりやすいものを作ろう。 午後から数値地図インポーターVer1.5のプログラミング。
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17:00 食のスタジオ・横江さん来社
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3月7日(火) | 今、店頭販売促進用のVIDEO-CDを作ってるんですが、今年はこの市場がDVDに置き換わっていくのだろうか?聞けばあちこちの会社でDVDのオーサリングシステムを物色している様子。ライブはどうしようかな?うちがそこに出て行く理由が欲しいところ。何も特色を出せないのであれば、やる意味がない。
午後からは、ビデオの勉強会をやりました。 夜は、新人歓迎会。
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12:00 Cab制作プロダクション・Noさん来社 15:00 20:00 |
3月6日(月) | ライブの決算は3月。 今年は非常に売上が伸びた年で、前年比2倍強の売上がありました。みんなの頑張りのタマモノだと思います。はじめて利益らしい利益がでたって感じだ。 CGプロダクションの成長過程はある一定の道を辿る様ですね。
今ライブは、認知期の後半にさしかかっている程度かな?
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3月5日(日) | 昨夜降っていた雨もあがり、いい天気になりました。 それはよかったのですが、気温が上がりスキー場の雪も解け始め、もう春スキーの雰囲気です。シーズンも終わりに近いし、帰る時は「今年もこれで最後かな?」と少し寂しくなりました。 スキー場でみんなと別れ、高速道路を走っていると、後ろからものすごい勢いで手を振りながら近づいてくる車が! 縁があるんですね...僕たちは。見ればライブの面々。
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3月4日(土) | 今日と明日の二日間、那須にスキーに来ています。 菁映社・金子氏主催で、ライブとB制作プロダクションさんが参加しています。若い頃、いっしょにスキーした人たちとこうして来れるのはいいですね。スキーを始めた頃の気持ちが蘇ります。
そして、スキーの後は、温泉で酒です。いやー、ビールのうまかったこと。 明日も、昼過ぎまでは滑る予定です。
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3月3日(金) | ビデオCDを作る仕事があり、それができる環境が自宅にしかないので、今日は、自宅作業になりました。
ベータカムの素材をコンピューターに取り込み、Mpeg1に変換するのですが、これが大変だった。ベータカムの電源を入れ、テープを入れると、おかしな音がしてエラーコードが表示されてしまったのです。ビックリしてもう一度テープを入れなおすと今度はエラーコードがでません。再生してもOK。「さっきのはなんだったの?」と、早送りボタンを押したとたんに、動作が止まりエラーコード。「えっ」と思ってテープのエジェクトボタンを押すとうんともすんとも言わない。「うわー。」...っていう感じで見事まったく動かなくなりました。 マーフィーの法則は確かである ”必要なときに機械は壊れる” 実はこのベーカム、半年位動かしていなかったのです。しかも部屋が寒かったので、油が固まってでもいたのでしょうか?とにかく、上ブタを空けて見てみるとテープがローディングされたまま、ヘッドのあたりでワカメ状になっていました。...気をとりなおして、分解を始め、テープをどうにかはずすことはできましたが、電源を入れなおしてみても、エラーコードは消えません。最後は、SONYさんに電話して、技術者の方が親切に直し方を教えてくれ、どうにか直すことはできましたが、もう夕方。さんざんな一日でした。 今日、自宅作業にしたのはもう一つ理由があって、午後から子供の授業参観に行くためでした。
授業参観が終わった後、懇談会ってあるじゃないですか?今回は初めてこれに参加しました(懇談会の内容は、来年度の役員決めです)。 ここには別世界がありました。”世のお母さんたちも大変な世界に生きているんだ。”と認識しましたよ。これを読んでいる若い人たちは、なんのことかまったくわからないと思いますが、あるんですよ、どろどろした息の詰まりそうな世界が...。自分もそうですが、母親だけに子供を任せてはいけないね。これを読んでいるお父さんで、まだ懇談会に出た経験のない方は、ぜひ参加してみてください。CGだけやってちゃ世間は見えないね。
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3月2日(木) | 今日、昨年6月からずっと制作に係ってきた作品「玄海エネルギーパーク」がやっと終わりました。全て終わった。ライブとしては、初めてのキャラクターCGも、評判は良いらしくホッとしています。「みらいくんのしぐさが可愛い。」なんて言われてしまって、疲れがとれますね...。
”リアルさはデフォルメである” |
11:00 *DT社・玄海エネルギーパーク館内案内編最終納品 16:30
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3月1日(水) | 結局、昨晩から徹夜になり、朝の10時にIMAGICAの編集室に納品に行かなければならないのに、ライブを出たのが10時15分になってしまいました(遅刻だー)。本当は、昨晩の段階でほぼ出来ていたのだけど、どうしても時間ギリギリまで使って直してしまうんだよな。良くない癖かもしれないけど、”悲しい性”だからしょうがないか?
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10:30 *DT社・玄海エネルギーパーク館内案内編納品 15:00 泊まり |
2月29日(火) | 仕事って難しいなと思うのは、その値段を決めること。言い方を変えると予算に合ったCGを作らなければならないことです。
CG制作費=実質的コスト+CG映像の価値観 CGの制作費には、実質的なコストの部分と作られた映像の価値観の部分があり、このプラスアルファの金額をいくらにするかというのがとても難しい。 一番つらいのは、クオリティコントロールをしなければならない時です。 商売ですから、値段にあったCGクオリティを提示していく必要があるはずです。僕も作る側の人間なので、こんなことはあまり考えたくは無いのですが、現実的に50万の費用で作ったCGと、100万の費用で作ったCGは、その差がなければおかしな話です。もし、50万のCGを100万のクオリティーで作ってしまったら、ゆくゆくは、めぐりめぐって自分の首を締めることになるからです。今まで100万でしていた仕事が50万という常識になってしまうでしょう。これは、ライブだけの損得問題ではなく、CG業界全体にかかわることだと思います。 しかし、ライブとしてあまり納得できない50万のCGを世に出すのも恥ずかしいので、クライアントに「今回は特別にライブのデモにもなるので...と断りを入れて」とも考えますが、それがスポンサーに伝わるはずもないでしょうね?
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10:30 DT社・常岡さん来社 14:00 18:30
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2月28日(月) | ちょっと前にも書いたが、CD-ROM制作の依頼が増えている。
正確に言うとCD−ROM制作の依頼ではなく、その相談が多い。どんな構成にしたらいいか?どんなふうに作ったらよいか?コストはどのくらいかかるのか?などだ。インターネットも含めて、これからこの手の話はどんどん増えそうな雰囲気。 そんな場合、「こんな感じのCD−ROMが作りたいのだけど...」と話を切り出されることが多い。今日もCD−ROMの打ち合わせをしていたらそのパターンで、2枚のサンプルCDをお持ちになっていました。そのうちの1枚が日経メディカル12月号の付録CD−ROMだったんです。「それうちで作ったんですよ。」「えっ、これ上坂さんの所でやったの?」といった感じで驚いておられました。 うれしいですね。こういうの。
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15:00 メディアアート・牧田さん来社
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2月26日(土) | 今日は一人で出社しました。 誰もいないし、土曜日で電話もかかってこないので、落ち着いて仕事ができた。 こう書くと、一人の方がいいと思ってるのではないかと勘違いされてしまうかもしれないけど、根っからの寂しがりやなので、こういう状態は2日とは持たないだろうな...きっと。
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2月25日(金) | 昨年の暮れに導入したDPS社のリアリティ(ハードディスクレコーダー)が、問題を残しながらもやっと安定して使えるようになりはじめました。(まだソフトにバグらしいものが残っている...。)D1入出力ボードもデジベとつながり、ライブの新世代レコーディングシステムは完成しました。
しかし、ここまで来るには数々の苦労がありました。 問題が解決しないまま2月に入り、なんどもサポートに電話しましたが、要を得ず、嫌がるところを無理やりベータ版のドライバーを出させて使ってみると、見事それらの現象は収まりました。つまり、単純にバグだったわけです。 腹が立ちますね。こういうの。 相当の覚悟を持って付き合う気がなければやめておいた方がいい商品です。しかし、他の製品と比べて非常に安いのも事実なので、癖をつかんで使いこなせればOKだとは思うのですが...。
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15:00 Med社・須貝さんへ納品 18:00 18:30
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2月24日(木) | この前、社員のみんなにも話したんですが、大切なのは信頼関係ですよね。
その人に何かを頼むとき、1から10までやり方を教えて、その通りできただけでは機械と同じ。いや今時、機械だってもっと気の利いたことをやりますよ。次のステップは1言えば10までのことができる事。次は10以上の事がやれる。最後は何も言わなくても自分で動けるということになるでしょう。 そしてこれらが何度も積み重なると、”信頼”という感情が生まれます。 だから、
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17:00 Cab制作プロダクション・Noさんと打ち合わせ 17:30 20:00
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2月23日(水) | 朝、テレビをつけると、浩ノ宮(様?)がインタビューを受けていた。 「あっ、そうか」という感じで自分の誕生日であることを思い出しました。実は、彼とは生年月日がまったくいっしょで、そのおかげで人には覚えてもらいやすくなっています。ゆくゆくは、自分の誕生日が休日になるわけですから、一緒の誕生日と言うのは捨てたもんではありません。 しかし、今日で40歳になったわけで、かなりショック。若いときに自分が40になるなんて誰が想像したでしょう。なるんですよ。あなたも。 さて、誕生日ということで、今日はいいことが3つありました。 @昨年ライブで制作した日経メディカル12月号の付録CD-ROM「生活習慣病」が日経BP社の広告賞である特別企画広告賞を受賞しました。
A海和俊宏さんからメールがきた!!!
B家族から誕生日のプレゼントをもらった。
ということで、嬉しいことが3つもあり、良い誕生日でした。
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15:00 DT社・KWさんと打ち合わせ
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2月22日(火) | 自宅に帰ってテレビを見ていたらボノボという人間に近い知能を持った猿の番組をやっていた。人間の言葉を理解し、過去や未来を考えることができる。動物がしゃべる映画あるが、まさにあれを地でいっている。 それを見ていて不思議な感情が浮かび上がった。知能があるといっても”人生なんたるか?”なんて考えていないだろう猿を見て、「ああこいつも生きているんだ...」と感じ、幸せな気分になった。 人は、自分が生きていることが寂しくてしょうがないのだと思う。 今、世の中でヒットしている商品を見るとそれがよくわかる。 確信した。
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11:00 メジカルサイエンス・須貝さんと打ち合わせ 18:00
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2月21日(月) | 六本木の飯倉片町交差点に、カーディーラーがあるのをご存知ですか? 以前は、ポルシェを販売していることで有名だったミツワ自動車です。一昨年からポルシェジャパンが直接販売を行うようになり、ミツワ自動車は必然的に窮地に追い込まれ、取り扱い車種もランボルギーニなどに変わっています。
今日、打ち合わせの帰りにふと見ると、”AUDI TT”がそのシュールームにありました(前からVWのディーラーもありましたっけ?)。それで思わず立ち寄ってしまいました。TTは、デザインコンシャスな車で、細かなディティールまで手を抜かずに作ってあります。内装のクロームの部品が全て本物のアルミだと気づいた時は驚きました。 機能にしろデザインにしろ、それが意識、理念を表すものとしてであればどちらも価値のあるのだと思いますが、どうでしょうか?
帰りの地下鉄(日比谷線)で思いがけない封筒を見ました。いつもCMの仕事でお世話になっているHプロダクションさんの封筒です。大きさからして、これからプレゼンにでもいくのでしょうか?(持っている本人は疲れてお休みになっていました) PS.
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15:00 B制作プロダクション・大森さんと打ち合わせ
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