今日は、ディスクリート・3DStudioMAXのユーザー会。忙しいスケジュールをぬって、社員皆で出かけました。
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MAXを使い出してからもう4年、このユーザー会に参加するのも4回目になります。CG技術全般にいえることですが、少しづつCGの熱気が冷めてきているような気がします。技術的な進歩があまりないせいでしょうか?OSの進歩と同じように、根本的な変革時期はもうすでに過ぎているのでしょうね。
まあ、逆に言えば成熟期に入った訳で、テクノロジーではなく、クリエイティビティが主役になり、僕らのような映像製作者が主役の時代になったと言えるかもしれません。
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しかし、今年は”FinalRender”というひとつ革新的なレンダラーのデモがありました。大域照明モデルを使ったこのレンダラーは、現実の照明で得られる画像をレンダリングしてくれます。何しろ環境マップ(バックグランド)に張った画像からの光を計算します。つまり、環境マップを張るだけで1つのライトも加えることなく、その場の照明による画像が計算されるのです。マジックピクチャーズの千葉さんがデモをされてましたが、ちょうど4年前のこのユーザー会場で千葉さんとラジオシティレンダラーについて話したのを懐かしく思い出しました。
当時、このラジオシティレンダラーは、キネティクスがアメリカのみで発売していた物で、日本では販売されていませんでした。それを、アメリカに住んでいる友人に購入してもらい手に入れました。使い始めると、その計算時間の多大さ、アニメーションに未対応など、さまざまな問題点がわかり、「なるほどこれじゃ日本で売らないわけだ。」と思いました。
それが、今回発表されたFinalRenderには、欠点らしい欠点が見当たりません。スピードも速いし、もちろんアニメーション対応だし、ほんと新しいCGの世界を見せてくれそうなソフトです。さっそくうちでも注文することにしました。...楽しみです。
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