軍事施設や研究所などでない一般人のCGの黎明期はやはりマイコンの黎明期と重なると思います。
映像の分野はまだビデオが主流になっていないときで、 家庭用のビデオ(ベータやVHS)がやっと出始めたばかりのころです。映像は完全にフィルム主体の時代で編集はフィルムをスプライサーで切ったり貼ったりしていました。
画像合成もオプチカル処理により実現していました。
今思うと本当に一時代前ですね。映像制作の手間は大変なものでしたが、この時代からCGやコンピューターの発展に立ちあえた自分はラッキーだったと思います。コンピューターが裸の状態で目の前にありましたから、原理と可能性を理解するのに最適でした。
まさか映像をファイルの形で保存するのが、あたりまえの時代がくるとは夢にも思いませんでした。
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